防音室の失敗事例を分析

他の専門業者が失敗した木造防音室の仕様を分析すると、大半が遮音パネル(既製品)とグラスウール、石膏ボードだけで構成されていることが分かる。

 

また、壁の遮音性能は確保されていても、音響が悪かったり、床などから固体伝播音(振動音など)が近所や隣室に響き渡る事例が多く、木造を理解していないことが状況を悪くしている。

 

主な要因は壁と床の共振軽減と絶縁処理の不備である。硬質の遮音材にシフトした防音設計はうまくいかないのである。